環境プラントの運転管理と聞いても、どんな仕事?と思う人が多いはず。でも実は私たちが住む環境にとても関わりの深い、縁の下の力持ちのような仕事。新卒から入社して9年目、本社の維持管理事業部・営業推進1部で営業課係長を努めるT.Tさんにお仕事内容について詳しく語ってもらいました。

プラントの運営を我々民間の力で担い、施設の安定的な運転を目指すのが仕事。

―――入社までの経緯と入社に至った決め手を教えてください。
法学部で環境法を専攻し、大気汚染や水質関係の勉強をしていました。漠然と環境に関わる仕事ができないかと就職活動をする中で、タクマテクノスに出会うことができました。タクマテクノスは全国の環境施設、いわゆる環境プラントを通して、実は地域の住民の方々と関わりの深い、縁の下の力持ちのような存在です。地元の方々の日々の生活の一端を担っている職種なのではないかと感じまして、そこに非常に魅力を感じました。

また企業説明会などで社員の方々と接したとき、丁寧な対応をしていただき、非常に雰囲気の良い会社だなと。それも入社の決め手のひとつとなりました。その印象については今も入社当時と変わらず、良い雰囲気の中で仕事ができています。

―――具体的な仕事内容を教えてください。
タクマテクノスは、主にプラントメーカーのタクマが建設したプラントに対して、運転管理をする会社です。だから物を売るというよりは基本的にサービスを提供する仕事がメインになります。全国の自治体が所有している環境プラント、ごみ処理場であったり、水処理場、最終処分場であったり、そういった施設の維持管理・運営を民間の力で担い、施設のケアや安定的な運転を目指すのが仕事です。

実際に施設で働く人たちを募集したり、管理上必要な物品の調達、環境分析業務など専門業者に依頼する業務の手配、本社スタッフとして現場の方々をフォローし、包括的な運営・運転に対応するお仕事をさせてもらっています。

地域の方々のお話をうかがうと、安心を第一に問題を解決しようとやる気が湧き上がってきます。

―――1日の仕事の流れは、どのようになりますか?
就業時間は8時30分から17時15分まで。営業は朝にメールを確認して、大体9時ぐらいになると、週1回ですが営業部内のミーティングを行い、担当案件の状況報告をします。それが終わり次第、担当の施設を訪問し、お客様との定期的な定例会に参加したり、事業所の問い合わせや打ち合わせのため現地に赴いたりしています。リモートで打ち合わせすることも最近は多いですが、基本的に営業としては各担当案件の地方に行くことが多いです。遠い人だと日帰りで富山や山形、岩手に日帰りで訪問もあれば、日数をかけて現地宿泊してその地方の施設を複数訪問することもあります。毎日いろんなところを飛び回っている感じですね。

―――入社してから今まで、特に仕事で大変に感じたことはございますか。
いろんなことに挑戦できていますが、直近で竣工した新施設の立ち上げを担当させてもらいました。

その際は、竣工する数年前から施設の建設スケジュールに沿って運営開始に向けての準備をしました。今回の施設の運営期間は約20年間と長期の契約であり、プラントメーカ―のタクマとの共同の事業です。お客様の意見を伺いながらどのように運営管理していくか、確認しだすときりがないのではないかと思うほどの事項があり、一つひとつ解決していく作業は本当に時間を要しました。

そのほかにも、お客様とのやり取りだけではなく、施設運営に必要な人員の確保や、必要物資の調達先確保や地元企業との協力関係の構築など多くの人々の関わりを持ちながら、スタートを切ることができたのは、入社してから一番苦労した仕事だったと思います。

―――仕事をしていく上でのモチベーションや、やりがいは何でしょうか。
ごみ処理に関わるプラント施設というのは、近年は設備も整い、排ガスも排水もとてもクリーンに処理されていますが、地域住民の方々は環境問題をかなり心配されます。自治体もそこを一番気にされていて、何もわからないままスタートしてしまうと、万が一トラブルがあったときに住民の方々に申し訳ないと心配されています。

そのため運転管理にしっかり携わって、住民の方々に安心して日々暮らしていただけるように安心安全に運転されているのかを確認し、「本当に大丈夫ですよ」と説明しています。地域の方々の不安な声を直接聞くと、なんとかしなきゃいけないという気持ちが湧き上がってきますね。地域の安心を第一に考え、その環境の一端を担っているという自負がやりがいに繋がっています。

また、自治体の担当者の方に困っていることをご相談いただくんですが、問題を解決し、最終的に「来年もよろしくね」と言っていただけるときやりがいを感じます。それがお客様からの評価だと思って、日々営業活動を続けています。

ケアが手厚く社内の風通しが良い。それは入社当時から変わりません。

―――タクマテクノス社の環境や働きやすく感じているポイントを教えてください。
本社事務所に勤務する従業員は70名程度ですが、すべての部署がワンフロアに集まっていて、壁があるわけじゃないので部署を越えて話しやすい環境です。困ったことがあってもすぐ相談できる風通しの良いイメージですね。

周りの先輩や上司のケアも部署を越えて比較的手厚いと思います。仕事の進捗をしっかり聞いてもらえる時間があり、困ったことがあってもちゃんと言いやすい環境だから、問題を抱え込まずに最終的にスムーズに解決に至ることができるんです。

うちの会社は残業自体もかなり少ないです。中途採用者も多いんですけど、定着率はかなり高いと思います。

―――どんな方にタクマテクノスをおすすめしたいですか。
私は営業部署ですが、まずいろんな方に出会える仕事です。うちの社内で社員数的には2000人弱いるんですが、社員だけじゃなく、全国に足を運んで自治体の方だったり地元の協力企業の方だったり、地域の方々だとかいろんな方に接する機会が多いですね。

また営業活動の多くは年単位での活動です。3年ぐらい通い詰めてやっと契約がいただけたりだとか、結果がすぐに出るような営業ではないので、焦らずコツコツと積み重ねていけるような方。そしてコミュニケーション能力ももちろんですけど、いろんな方々のご意見を伺うことになるため、人の話に耳を傾け、それを整理できる方。まず人と話をすることが好きという方が一番向いていますね。

またガツガツ売り込むというよりは、お助けする、サポートするためにお客様にお話を伺う側面が多いです。営業に興味があるけれど、ガツガツすることに不安や苦手意識がある方はぜひうちの営業にチャレンジしてみて欲しいですね。